同僚と交際をとらない
コミュ障の方は、同僚との会話や職場の飲み会などを嫌がります。周囲との対話を好まず、ひとりで悩みがちです。思い込みが激しくなって、言動が不安定になり、周りを混乱させることに繋がります。仕事に集中できなくなったり、同僚を疑って問題を起こしたりすることもあります。周りと会話をしないと、自分だけの世界に閉じこもり、妄想や幻覚に悩まされていきます。このような症状は自覚がないことが多いのも問題です。
治し方のヒント
人を疑いがちになったり、自分の世界に閉じこもったり、そういった態度を繰り返すような人は、統合失調症の傾向にあると考えられます。情緒不安定であったり、一貫性がないと思われがちです。
統合失調症の人は、脳の働きに乱れがあると考えられています。情報伝達物質ドーパミンの過剰分泌や、セロトニンの不足などにより、脳の情報伝達機能に異常が起こっています。不安を感じやすかったり、情報過多で精神が混乱してしまいがちです。
症状が重い場合は、医療機関で診断を受けましょう。症状にあった薬を処方してもらい、服用してまずは症状を抑えましょう。感情が落ち着き、冷静になって休養もとれるようになるでしょう。復帰後は徐々に仕事に慣れていくようにしましょう。
つきあい方のヒント
一見、自分勝手に見えますが、本人は悪いと思っていません。非難ではなく、理解が必要です。「なぜ疑うのですか」「早く良くなってください」など、原因を探ったり、休養を焦らせるような言葉は禁物です。
また、本人の休養明けには、徐々に仕事に復帰できるよう、手助けをしてあげましょう。
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