コミュ障(コミュニケーション障害)診断・改善

省略した言葉使いを理解できない

 「それを取って」とか「あと少しで終わる」といった抽象的な代名詞を言われると、とまどってしまいます。

 

代名詞がわからない

 打ち合わせの準備中で「机の上にあるものとって」と言われても、コミュ障の人はとまどうだけです。何を取ればいいのか、あいまい表現では理解出来ないからです。通常、打ち合わせであれば、資料や筆記用具を用意するといったように、机の上の必要なものがわかります。しかし、コミュ障の人には、机の上には、パソコンもあるし、電話もあるし…と考えてしまうのです。
 「それ」が何を指すのか分からないのです。暗黙の了解がわからないのです。
 話しの中に5W1Hがないと、主語や述語がどうなっているのかわからなくなってしまいます。特に長い話は苦手です。

 

あいまいな言い回しに弱い

 私たちは、何となくあいまいな言葉で会話が成立させることができます。
「じゃあいつものあそこで一杯やりましょう」
「大体いいけど、全体的なバランス整えて」
 このようなあいまいな言葉は理解できません。お互いの間で阿吽の呼吸で行動することがとても苦手です。

つきあい方のヒント

 日本語は、省略した表現や代名詞が多い言葉です。話をするときは、なるべくわかりやすく話してあげましょう。
 話した内容について、理由や目的を説明してあげること。そして、どうして欲しいのかの理由を具体的に言ってあげましょう。

 

 5W1Hをはっきり伝えましょう。行動の目的や仕方、時間などをハッキリ伝えましょう。筋道を立てて理解できるように普段から気をつけましょう。

コミュ障症状「省略した言葉使いを理解できない」関連ページ

コミュ障症状「人の気持ちが読み取れない」
コミュ障症状「言葉の裏にある意味を読み取れない」
コミュ障症状「大きな声や否定的な言動に強い拒否反応を示す」
コミュ障症状「その場に応じた行動ができない」
コミュ障症状「会話相手の表情を読み取れない」
コミュ障症状「人と目を合わせない」
コミュ障症状「自分に興味があることになると話が止まらなくなる」
コミュ障症状「同じ人を理想化したりこきおろしたり、極端な感情の動きを見せる」
コミュ障症状「些細な事で口論になる」
コミュ障症状「外出が億劫で仕方ない」
コミュ障症状「自分にとって嫌な環境や状況において、口数が少なくなる」
コミュ障症状「権威のありそうな人に意見を言えない」
コミュ障症状「人と接する仕事ができない」
コンピュータに向かう仕事とが多いと、コミュニケーションの欠如が問題になってきます。
コミュ障症状「同僚と交際をとらない」
コミュ障の方は、職場の同僚と交際をとりたがらない傾向にあります。
コミュ障症状「人とすれ違うのが怖い」
コミュ障症状「過去に受けた嫌なことを忘れられない」
コミュ障の症状には、過去に受けた嫌なことをいつまでも忘れられないというものがあります。ずっと恨みや悔しさが晴れず、一人悶々とします。
コミュ障症状「自己肯定感が低い」
コミュ障の症状には、自己肯定感が低いというものがあります。
コミュ障症状「ストレスがたまり、体を壊す」
コミュ障の人はストレスがたまりやすいです。上手にストレス発散しないと体を壊しかねません。
コミュ障症状「身だしなみを気にしなくなる」
コミュ障の人は人と会わないので、自然と身だしなみに気を使わなくなります。
コミュ障症状「生活リズムが乱れる」
コミュ障の人は引きこもりがちになるので、生活のリズムが乱れます。
コミュ障症状「話す機会がなくなる」
コミュ障の人は引きこもりがちになるので、誰ともしゃべらない日が当たり前になってきます。
コミュ障症状「予定があると不安でたまらなくなる」
コミュ障の人は何か予定があるとそれが終わるまで不安でたまらなくなります。
コミュ障症状「社会的に孤立する」
コミュ障の人は社会的に孤立しやすいです。社会的孤立のサインとリスクを紹介します。
"コミュハラ"に悩まされる
コミュ障の人は時として、会話を強制される”コミュハラ”(コミュニケーションハラスメント)に悩まされます。コミュハラが常態化すると、コミュ障の人は逃げ場のない状況に追い込まれていきます。
コミュ障症状「仕事に支障が出る」
コミュ障の方は、その症状のために、人間関係が気まずくなり、仕事に支障がでることも少なくありません。そんな経験をした方の体験談を紹介します。
コミュ障症状「初対面の人と話せるが距離感を上手くつかめない」
コミュ障の方の中には、初対面の人とはわりと話せるという方がいます。しかし、距離感を上手くつかめず、良いコミュニケーションができないことが多いようです。そんな経験をした方の体験談を紹介します。