地下室の一番奥の部屋で暮らしたい
カフカの言葉
僕はしばしば考えました。
閉ざされた地下室の一番奥の部屋にいることが、僕にとって一番いい生活だろうと。
誰かが食事を持ってきて、僕の部屋から離れた、地下室の一番外のドアの内側に置いてくれるのです。
部屋着で地下室の丸天井の下を通って食事を取りに行く道が、僕の唯一の散歩なのです。
それから僕は自分の部屋に帰って、ゆっくり慎重に食事をとるのです。
引きこもりここに極めたりです。
スーパーに買物にいくのも、郵便局に支払手続きにいくのも嫌になります。
いいとこ最寄りのコンビニで弁当を買って帰ってくるのが唯一の運動といったところです。
参考文献:絶望名人カフカの人生論
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