コミュ障(コミュニケーション障害)診断・改善

ジョハリの窓で情報の領域を把握する

 コミュニケーションにおいては情報の領域を把握することが大切です。情報の領域を把握するツールの一つとして、「ジョハリの窓」というものがあります。

 

 「ジョハリの窓」とは自分と他人が知っている情報の関係を4つの領域に分割して考えるというものです。自分と他人について、それぞれ「自分が知っている」領域と「自分が知らない」領域に分けます。

 

自分が知っている 自分が知らない
他人が知っている 1 開放領域 2 盲点領域
他人が知らない 3 隠蔽領域 4 未知領域

 

 それぞれの領域の特徴を知っているとコミュニケーションが取りやすくなります。

 

1.開放領域

 お互いの知っている情報がこの開放領域にあたります。この領域の情報についてはお互いに自由に話し合えるでしょう。

 

2.盲点領域

 相手は知っているけど自分は知らない情報です。相手が知っている情報だけで話すと、話についていけなくなります。そういう時はその情報について正確に把握できるよう、相手に尋ねるとよいでしょう。
 また、相手が「言いにくくて話せない」という状態もこの領域にあたります。上司と部下の関係など上下関係のあるコミュニケーションにおいては、このような状態になりやすいので、相手の心を開いてあげることが大切です。

 

3.隠蔽領域

 自分は知っているけど相手は知らない情報です。自分の知っている知識だけで話すと、相手には伝わりません。この領域の存在を知っておけば、相手の立場になってコミュニケーションをとることができるでしょう。自己開示が大切になってきます。

 

4.未知領域

 自分も相手も知らない情報です。当然ですがお互い自由に話し合えません。誤った決断に至りやすいので、十分気をつけましょう。

ジョハリの窓で情報の領域を把握する-コミュ障改善関連ページ

簡潔に話す-コミュ障改善
コミュ障改善方法として、簡潔に話すことが挙げられます。
自分を好きになる-コミュ障改善
コミュ障を改善するには、まず自分を好きになることが大切です。
相手を尊重する-コミュ障改善
コミュ障を改善するうえで、相手を尊重することは大切です。
人間関係を無駄に広げない-コミュ障改善
コミュ障の人のなかには、人間関係を広げすぎて、疲れ果ててしまう人がいます。
身だしなみ・清潔感に気を使う-コミュ障改善
コミュ障の人のなかには、身だしなみや清潔に気を使わない人がいます。
相手の目を見る-コミュ障改善
コミュ障の人は、相手の目を見ることが苦手な人が多いようです。
話す内容をメモしておく-コミュ障改善
コミュ障の人は、会話をすると頭が真っ白にになりがちです。あらかじめ話す内容を書いておいたメモを見ながら会話する落ち着きます。
自己開示する-コミュ障改善
コミュ障の人は、初対面の人の会話がうまくいきません。自分はもちろん相手も気まずい思いをしています。自己開示しないことが大きな要因にあります。
話の聞き方のレベルを上げる-コミュ障改善
話の聞き方にもレベルがあります。コミュ障の人は、あまり良い話の聞き方ができてないことが多いです。「7つの習慣」で提唱されている話の聞き方のレベルを紹介します。
挨拶をする-コミュ障改善
挨拶はコミュニケーションのはじまりです。コミュ障の方はかんたんな挨拶さえ難しく考えてしまいがちです。まずは挨拶とは何かというところを紹介します。
自分を良く見せようとしない-コミュ障改善
コミュ障の方は会話の時に自分を良く見せようしがちです。自分を良く見せようと演技しているうちに疲れてしまい、本来の目的を果たせなくなってしまいます。
共感する-コミュ障改善
コミュ障の方は、会話の時に相手に共感することが少なく、会話が途切れがちになります。相手に共感することを覚えると、相手の本音や主張を聞き出せたり、会話を発展させたりできます。
非言語的コミュニケーションをうまく使う-コミュ障改善
良いコミュニケーションができるために、言語的コミュニケーションだけでなく、非言語的コミュニケーションもうまく使えるようになりましょう。
「ソーシャルスタイル理論」で相手を大枠で捉える
ソーシャルスタイル理論は、人のタイプを大まかに4つに分類する理論です。コミュ障の方は初めての方やよく知らない方と話すのが苦手です。まずは大枠で相手を捉えてコミュニケーションの足がかりにしてみてはいかがでしょう。
認知の限界を知ったうえでコミュニケートする
コミュニケーションをするうえで、お互いの認知には限界があることを知っておきましょう。これを知っているとコミュニケーションがうまく進むようになります。
コミュニケーションによる効果は大きく2つ
コミュニケーションによる効果は大きく2つあります。すなわち、道具的な効果と自己充足的な効果です。それぞれ道具的コミュニケーション、充足的コミュニケーションと呼ばれています。
心を真っ白にして気持ちを受け止める