コミュ障(コミュニケーション障害)診断・改善

挨拶をする

 挨拶はコミュニケーションのはじまりです。コミュ障の方はかんたんな挨拶さえ難しく考えてしまいがちです。まずは挨拶とは何かというところを紹介します。

 

 あいさつを漢字で書くと”挨拶”で、これは実は禅の言葉です。
 挨も拶も”せまる”や”おす”といった意味があります。
 字の通り、人と接するときは、押したり叩いたりして相手の心の扉を開けることが大切ということです。

 

 コミュニケーションをとるうえで、挨拶はとても大切です。
 SST(社会生活技能訓練)では、挨拶のポイントをこんなふうに表しています。
あ…明るく
い…いつでも
さ…先に(相手より)
つ…次の会話につなげる(必要に応じて)

 

 こうしてみると、とても簡単そうですが、コミュ障の方には難しいでしょう。 
 自分から先に挨拶できることは皆無で、相手が挨拶してきてから、慌てて「あわわわ」と返す人が多いです。自分から挨拶することも奇跡的にありますが、たいてい暗く、空気がよどみます。それから次の会話につづくこともありますが、挨拶が上手くいかなかったせいもあり、言葉が見つかりません。このようなかたが多いのではないでしょうか。

 

 コミュニケーションの基本は挨拶からとよく言われています。最も大切で簡単にできそうなことですから、コミュニケーションに悩む方は「まずは挨拶する」ことから始めてみてはいかがでしょう。

挨拶をする-コミュ障改善関連ページ

簡潔に話す-コミュ障改善
コミュ障改善方法として、簡潔に話すことが挙げられます。
自分を好きになる-コミュ障改善
コミュ障を改善するには、まず自分を好きになることが大切です。
相手を尊重する-コミュ障改善
コミュ障を改善するうえで、相手を尊重することは大切です。
人間関係を無駄に広げない-コミュ障改善
コミュ障の人のなかには、人間関係を広げすぎて、疲れ果ててしまう人がいます。
身だしなみ・清潔感に気を使う-コミュ障改善
コミュ障の人のなかには、身だしなみや清潔に気を使わない人がいます。
相手の目を見る-コミュ障改善
コミュ障の人は、相手の目を見ることが苦手な人が多いようです。
話す内容をメモしておく-コミュ障改善
コミュ障の人は、会話をすると頭が真っ白にになりがちです。あらかじめ話す内容を書いておいたメモを見ながら会話する落ち着きます。
自己開示する-コミュ障改善
コミュ障の人は、初対面の人の会話がうまくいきません。自分はもちろん相手も気まずい思いをしています。自己開示しないことが大きな要因にあります。
話の聞き方のレベルを上げる-コミュ障改善
話の聞き方にもレベルがあります。コミュ障の人は、あまり良い話の聞き方ができてないことが多いです。「7つの習慣」で提唱されている話の聞き方のレベルを紹介します。
自分を良く見せようとしない-コミュ障改善
コミュ障の方は会話の時に自分を良く見せようしがちです。自分を良く見せようと演技しているうちに疲れてしまい、本来の目的を果たせなくなってしまいます。
共感する-コミュ障改善
コミュ障の方は、会話の時に相手に共感することが少なく、会話が途切れがちになります。相手に共感することを覚えると、相手の本音や主張を聞き出せたり、会話を発展させたりできます。
非言語的コミュニケーションをうまく使う-コミュ障改善
良いコミュニケーションができるために、言語的コミュニケーションだけでなく、非言語的コミュニケーションもうまく使えるようになりましょう。
「ソーシャルスタイル理論」で相手を大枠で捉える
ソーシャルスタイル理論は、人のタイプを大まかに4つに分類する理論です。コミュ障の方は初めての方やよく知らない方と話すのが苦手です。まずは大枠で相手を捉えてコミュニケーションの足がかりにしてみてはいかがでしょう。
認知の限界を知ったうえでコミュニケートする
コミュニケーションをするうえで、お互いの認知には限界があることを知っておきましょう。これを知っているとコミュニケーションがうまく進むようになります。
ジョハリの窓で情報の領域を把握する
コミュニケーションにおいては情報の領域を把握することが大切です。情報の領域を捉えるツールの一つとして、「ジョハリの窓」というものがあります。
コミュニケーションによる効果は大きく2つ
コミュニケーションによる効果は大きく2つあります。すなわち、道具的な効果と自己充足的な効果です。それぞれ道具的コミュニケーション、充足的コミュニケーションと呼ばれています。
心を真っ白にして気持ちを受け止める